皮膚がんなどの悪性の腫瘍のほか、粉瘤などの皮膚の良性の腫瘍は、手術をして摘出するのが基本的な治療方法となりますが、良性であれば、今すぐ手術をしなければいけないということにはなりません。
そこで重要になるのが、それが悪性なのか良性なのかを見極めること、すなわち診断です。
生命にかかわるような悪性腫瘍が疑われれば、入院治療もできる病院を、良性だが大きい手術になりそうな場合は形成外科を、また美容的な配慮が必要な場合には美容外科をご紹介します。それ以外の外来通院でできる手術は当院で施行しています。
いずれにしても大事なのは診断で、それによってどの医療機関(病院か診療所・医院か?)がよりふさわしいのかが変わってきます。
患者さんと一緒にそれを考えるのが、私たち開業医すなわち診療所のかかりつけ医としての、もうひとつの仕事です。